素門八王子クリニック

自律神経免疫療法によるがん専門クリニック

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末期がん(胆管がん)の場合


まず最初に、胆管がんで手術不能と診断された患者さんのデータをお見せします。(図1参照)リンパ球が産生している善玉サイトカインとしてはこの三つ(インターロイキン12、インターフェロンγ、TNFα)が代表的です。
この症例では、これが全部基準値以下に大きく低下しています。正常であれば、この棒グラフが中央の良好域即ちブルーの部分に到達しています。
つまり、リンパ球がこれらのサイトカインを作れない状況になっているので、がんが成長すると考えられるわけです。
重要な項目はこの三つのサイトカインと、下段のTh1およびTh1/Th2のバランスです。
Th1は1型ヘルパーT細胞のことですが、これはキラーT細胞に戦えという命令を出している指令官です。Th2はアレルギーの司令官ですが、同じヘルパーT細胞でありながら、Th1の邪魔をしているという複雑な関係にあります。
この症例では、Th1の値がとても低く、Th1/Th2の比率もまた低くなっています。つまり重要な項目の全てが低くて悪い数値です。これは、とてもがんが育ちやすい状況であることを示しています。

* 図1

がん関連抗原(腫瘍マーカー)の項目をみますと、警告域(レッドゾーン)に到達しているのが16項目も認められます。(図2参照)これはこの患者さんががんであることを明白に示しており、しかも重症であることがはっきりと読み取れます。 健康な人であれば、原則としてこれらが全て健常域(ブルーゾーン)に収まっています。

* 図2