素門八王子クリニック

自律神経免疫療法によるがん専門クリニック

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院長からのご挨拶 平成19年1月


真柄院長自律神経免疫療法によるがん治療を志し、私がクリニックを開いて四年になりました。自律神経免疫療法というのはあまり聞き慣れない言葉かもしれません。簡単にいえば副交感神経を優位にしてリンパ球を活性化させ、免疫力を高めて病気を治療する方法です。

この自律神経免疫療法は、ベストセラー「免疫革命」の著者として知られる新潟大学大学院教授・安保徹先生の免疫学理論から生まれたもので、全国でこの治療法を実践する医師が増え、研究会活動も行っています。しかし、まだ会員の医師数は70名程度と少なく、その中でも、がんを専門に治療を行っているのは私のクリニックだけです。

これまでの約4年間で、1,300人以上のがん患者さんを治療し、経験を積むにしたがって最近特に私が自信を深めてきたのは、手術後の再発が極端に少なく抑えられていることです。私は、免疫力を低下させる抗がん剤や放射線治療を徹底的にやめてもらっています。その上で、自己免疫力を高める治療に専念すれば、再発はほとんど防げることが確かめられつつあります。

乳がんの広がり方についての研究の中に、「全身病理論」と呼ばれている考え方があります。
これは、「乳がんはしこりが触れるような段階では、細胞レベルではすでに全身に転移を起こしている」という考え方で、ピッツバーグ大学教授のバーナード・フィッシャーによって、1970年代に提唱されました。
全身に広がったがん細胞が死滅するか、静止したままでいるか、臨床的に明らかな転移となるかは、がんと宿主(患者)との間の複雑な免疫学的な力関係により決定される、とするものです。そしてフィッシャーは、宿主の免疫が低下すると、それまで静止していたがん細胞が増殖を開始することがあるという事実を、動物実験で発見しています。
つまりこれは、全身に微小転移が起こっていても、免疫力しだいでは再発を防げるという考え方を示しており、私の治療実績と一致しています。
1970年代当時、すでに真理の核心に迫っていた素晴らしい研究が存在していたと私は理解しています。

しかし残念なことに、抗がん剤や放射線治療を支持する勢力が圧倒的多数であったため、20世紀後半のがん治療は間違った方向へと迷走してしまったようです。
  1970年代のアメリカでは、代替医療(免疫治療)を行う医師の免許剥奪まで行われ、少なからぬ医師達がメキシコへと逃れました。今でもメキシコの国境沿いに代替医療を行う多くの病院が存在しているのはそのためです。

ここ数年の日本の状況をみると、代替医療台頭の兆しが見えますが、がんセンターや大学病院では「科学的根拠がない」と無視を決め込んでいるようです。

しかし実をいうと、アメリカ政府はいち早く間違いに気づき、方向転換を始めていたのです。1985年から1990年頃がその転換期であり、現実に欧米では死亡率の低下がはっきりと起こっています。
具体的に説明しますと、日本の国立がんセンターに相当するNCI(アメリカ国立がん研究所)のデヴィタ所長が、上院で「抗がん剤でがんが治せないことが理論的にはっきりした」と証言したのが1985年でした。その三年後の1988年に発表されたNCIの公式レポート「がんの病因学」には、「抗がん剤はがんを治せないだけでなく、増がん剤である」とまで書いてあります。更に、西洋医学の本家であるアメリカのNCIが、五十年来の持論を捨てて「証明されたがん治療法はない」と、公式文書で渋々認めたのが1990年暮れのことです。
つまり、NCIは今から十六年も前に、「西洋医学のがん治療自体に科学的根拠がない」ことを認めざるをえない状況に追い込まれていたのです。

診断と手術に関する技術の進歩は西洋医学の長所です。
しかし、抗がん剤や放射線治療による免疫力破壊は目を覆うばかりです。再発を防げない医学、言い換えると、微小転移の成長さえ阻止できない医学が、大きく成長したがんを治せるはずがありません。

約40億年の進化の過程で生物が獲得してきた自然治癒力の仕組みは、まさに精緻の極みであり、こわい副作用もありません。再発を防げる治療法こそが本当の医学と言えるでしょう。

素問八王子クリニックでは、宇野克明医師(日本免疫治療学会 会長)が開発したイムノドック(がん免疫ドック)という検査法を平成18年2月より導入致しました。

これにより、がんが免疫治療で治るメカニズムを数値的に説明できるようになりました。イムノドックについての項目を是非ご覧頂きたいと存じます。

素問八王子クリニック
真柄 俊一