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素問八王子クリニック

院長紹介真柄 俊一より

  1. 院長のご挨拶
  2. 院長略歴および関連事項

ホームページ改定にあたり
院長のご挨拶

素問八王子クリニック院長・真柄 俊一素問八王子クリニック院長
真柄 俊一

皆さん、こんにちは!
私は、2003年1月以来、がんを専門に代替医療を行ってきた医師です。過去に6冊の本を書いているので、皆さんの中にはいずれかの本を読んでくださった方もおられるかもしれません。

今回はうれしい出来事があって、急遽、ホームページを書き直しました。うれしいこととは、ある本が出版され、その本がかなり読まれていることです。その本の題名は『血管をよみがえらせる食事』で、著者はコールドウェル・エセルスティン医学博士です。心臓病に対して彼がやり遂げた業績は、世界中の心臓病患者をよろこばせています。彼は誰も予想できなかったレベルの仕事をやってのけました。

ところが、私がこれまでに書いた本を読んでくださった方は、私の治療法が、彼の治療法に、基本的な点でそっくりだということに気づかれたと思います。彼は心臓病、私はがんと対象疾患は異なるのですが、食事に関しての部分では考え方は同じです。実はそれだけではなく、高血圧症、脳卒中、糖尿病、腎臓病など他の多くの生活習慣病にも共通するのです。

私の治療を受けたがんの患者さんたちは、ただ単にがんが改善するだけではなく、ほかの病気の検査データまで大幅に良くなっています。具体的に言うと、それまでの高血圧がまるでうそのように普通の正常な血圧になって、驚いているような人がとても多いのです。それで私は、常日頃からがん以外の重要な病気についても、気付いたことなどを短くまとめた印刷物を、患者さんに手渡してきました。

この方面の勉強をしていて嬉しかったことのひとつは、「自殺性うつ病」のような心の病気でさえも、食事で改善される研究がとても進んでいるのを知ったことであり、それを皆さんにご報告できることです。

さらに、戦後の日本で猛烈に増加している病気の一つが認知症の「アルツハイマー病」です。残念なことに、この病気は今でも不治の病です。そのため認知症になって騒いだり、暴れたりするだけでなく、配偶者や自分の子どもでさえ判別できなくなって、「初めまして」などと言いながら暮らしている人が増えています。どんなに頭脳明晰な人であってもこの病気になる可能性がありますから、最も罹りたくない病気のひとつが認知症であると答える人は多いと思います。しかし、治せない病気ではあっても、この病気が予防可能であることは、すでに今までの研究で解明されています。その方法もまた同じであり、早くから食事を正しいものに変えるだけで、この病気にならないですむのです。

しかし、どういうわけか、このようなことを教えてくれる医師が、今の日本にはほとんど見当たりません。どうぞ、このホームページでヒントを得てこれからの人生を健康で豊かなものにして頂きたいと思います。

まずは高血圧を根本的に治すことが重要

高血圧

最近、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の資金援助によって、食べ物と健康に関する世界的規模の研究が行われ、その結果は、有名な医学雑誌『ランセット』で発表されました。

この研究では、まず命を救う食べ物について報告されています。世界中の人びとがもっと多くの果物を食べれば、毎年490万人の命を救うことができます。さらに、ナッツや豆類で250万人、野菜で180万人、全粒の穀物(たとえば米ならば白米ではなく玄米)で170万人の命を救えるという結論が出ました。つまり、果物、野菜、豆類、穀物などの植物をもっとたくさん食べれば約1100万人もの多くの命を救えるということです。このことをまず理解しましょう。動物性食品については後で説明します。

また、この研究の結果、世界の人びとの危険因子第1位は高血圧でした。毎年、世界で900万人が高血圧によって死亡しています。高血圧は脳出血や脳梗塞、冠動脈性心臓病や、腎不全などさまざまな死因につながるため、高血圧がもとで死亡する人は非常に多いのです。

世界で食事に関する最大の危険因子を二つあげるとすれば、それは果物の不足と塩分の摂りすぎだというのが結論です。最近の世界全体の年間死亡数は2016年で約5700万人ですが、そのうち、果物を十分に食べていないせいで死亡する人が約500万人、塩分の摂りすぎで死亡する人が年間400万人に達するという結論を出しています。

我々ヒトの祖先がゴリラと分岐したのが1100万年前、チンパンジーと分岐したのが700万年前だったことがゲノム解析によって明らかになりましたが、その時代に食べていたものは主として草であり、樹木の葉などの植物でした。果物は彼らの好物でしたが、十分に入手できるわけではなく、ぜいたく品のような存在だったと思われます。

ゴリラからチンパンジーさらに類人猿を経てヒトになるまでの長い期間で、我々の祖先が食べていたものに含まれるナトリウムは、1日当たり1グラム程度でしかありませんでした。ところが現在の私たちは、体に必要な量の10倍以上のナトリウムを摂取しています。「減塩食」と言われているものでも、その多くは実際には塩分が多すぎるのです。とくに日本人はアメリカ人の2倍くらいのナトリウムを摂っており、世界で最も塩辛い食事を摂っている可能性さえ指摘されています。

それでは、必要量の10倍以上のナトリウム摂取をやめて、植物に含まれているナトリウムのみを摂取したら、どうなるのでしょうか? 年をとっても血圧は低いままでいられるのでしょうか? その理論を検証するには、この現代において塩を使わず、加工食品も食べず、外食もしない人びとを探す必要があります。科学者たちは、塩とは無縁の人びとを探すため、はるばるアマゾンの熱帯雨林の奥地まで訪ねて行かねばなりませんでした。

アマゾンの先住民族、ヤノマミ族は、記録の残っているかぎり、もっともナトリウムの摂取量が低いと考えられています。

調査の結果驚いたことに、ヤノマミ族は高齢者も青年も同じ位の血圧でした。言い換えれば、若い頃から血圧は100/60くらいで、ずっと変らないのです。高血圧の人はひとりも存在しなかったということです。

現代医学では、高血圧になるのは老化のせいだと説明していますが、それが間違いであることがこれによって分かります。動物性の食事や油料理、それに塩分摂取をやめれば高血圧にはならないことをよく理解しましょう。

動脈の一番内側に内皮細胞によってできている組織がありますが、その内皮細胞を傷つけるのが塩や砂糖です。できた傷の表面に油や脂肪、コレステロールなどが付着してプラークができてそれが発育していきます。ですから塩や砂糖をやめ、油料理をやめ、動物性食品をやめればそもそもプラークなどできるはずがないのです。そのようにすれば、生涯にわたって動脈は若く健康なままでいられます。私たちの体は病的状況になっても自分の力でそれを治せます。私たちが余計なことをして邪魔さえしなければ……の話ですが。

日本では多くの人が
食事の摂り方を間違えている

正しい食事法を知らない

現在の日本の食事状況を見ると、非常に多くの人が正しい食事法を知らないと言ってよい状況です。それが原因で、まさにアメリカの70年前の状況に、どんどん近づいています。しかも、本来であれば正しいことを教えてくれるはずであると、国民が頼りにしている医師たちが実は何もわかっていないのが現状です。病気になった患者が食事について質問すると、必ず「何を食べてもよい」と彼らは答えています。それがなによりの証拠です。これは、知っていて嘘をついているのではなく、本当に何も知らないから、そのように答える以外に方法がないのだと思います。

過去のアメリカの心臓病専門医たちがそうであったように、食事で病気が改善されるような話など、彼らは聞きたくないのです。聞きたくないから勉強しようとも思わない。その結果知らないだけのことです。

最近になって、サラダバーを併設するレストランが世界中でどんどん増えているのは、その重要性を理解する人が増えているからです。残念なことに日本は最も遅れている国のひとつです。

正しい食生活に改めて、
高血圧とは縁のない生活を送ろう 

正しい食生活

心臓病と脳卒中の二つの病気は、日本では死因第2位と3位の病気であり、最近のデータによるとこの二つの病気だけで毎年31万人以上の人が亡くなっています。

そもそもこれらの病気の前段階として、高血圧症という病気があります。これは、全身の血管の内側にある内皮細胞組織にプラークというものができて、血管の内腔がせまくなって生ずる病気です。高血圧の人は、生涯にわたって高血圧の薬を飲み続けなければならない、と説明されています。しかし、正しい食事に改めればプラーク性変化が、いつの間にか改善されて血管が健康な状態に戻り、狭くなってしまった内腔が広い状態に戻ります。そうすれば薬を飲む必要など全く無くなります。

子どもの時からまちがった食事を続けているとどうなるかについて知るのに、恰好な研究がありますので次に紹介します。

1953年、『米国医師会ジャーナル』で発表された研究は、多くの人々を驚愕させました。その研究では、朝鮮戦争で犠牲となった300名のアメリカ兵(平均年齢22歳)の死体解剖が行われています。その結果、77%の兵士には、すでに冠動脈にプラークの症状がはっきりと認められました。なかには動脈の90%が詰まっている人たちもいました。報告書では次のように述べています。「この研究によって、冠動脈疾患の診断がくだされる数年あるいは数十年前から、冠動脈におけるプラークの症状がすでに現れているという、衝撃的事実が判明した」

その後の研究において、事故における死者(3才~26歳)の解剖を行ったところ、アメリカの子どもたちはほとんどの場合、10歳ころには、プラークの第一段階である「脂肪線条」が認められることがわかりました。20代、30代になると、この脂肪線条が発達して、朝鮮戦争で亡くなった若い兵士たちの体内で確認されたような「プラーク」になります。やがて40代、50代になると、心臓病による死者が出始めるのです。

このように、アメリカ人の若い人たちはひどく不健康な状況にあるのですが、そのような人たちでさえも、正しい食生活に切り替えると、開始してから3か月くらいでプラークが大幅に改善できることが分かってきたのです。ですから、理解できたらできるだけ早く食生活の改善にとりかかった方が良いと思います。善は急げと言いますから早速始めましょう。では、次に動物性食品が健康に悪く、植物性食品が健康に良い理由を説明します。

動物性食品が健康に悪く、
植物性食品が良い理由

植物性食品

私たちの体は約60兆個の細胞でできあがっています。そしてそれぞれの細胞は、細胞膜によって覆われています。この細胞膜はとても薄くて、その厚さはわずか10万分の1ミリしかありません。そのためにとても損傷をうけやすいのです。

どういうことかと言うと、油や乳製品、肉、卵などの動物性食品を一口食べるごとに、細胞膜、そして細胞膜が守っている細胞への攻撃が始まります。これらの食べ物は私たちの体の中で、活性酸素(フリーラジカル)を次から次へと産み出しています。フリーラジカルは非常に有害な物質であり、その影響が私たちの体の中に年々蓄積されていくのです。そしてやがて病気と診断されるような状況になってしまいます。

これに対して、果物、野菜、穀物、豆類などに代表される植物には抗酸化物質が多く含まれています。そのために動物性食品とは逆に、フリーラジカルによるダメージを防ぐのに役立っています。このことは、これらの植物性食品が、がんの予防や治癒にも役立つことを意味すると同時に、高血圧や心臓病、脳卒中などの予防や治癒にも役立っています。このような仕組みを十分に理解して実行してくだされば、以前とは全く違う健康なご自分に気づかれることでしょう。

 

皆様のご健康とご多幸を祈念してご挨拶を終わらせて頂きます。

院長略歴および関連事項

1939年
新潟市で生まれる
1964年3月
新潟大学医学部卒業
1964年4月
新潟大学産婦人科教室入局
産婦人科医、第一生命医事研究室勤務などを経て2003年1月より現職
2003年1月
素問八王子クリニック開設(がん専門自然療法を行う)
日本自律神経免疫治療研究会(安保徹教授主催)に加入
2004年
全日本鍼灸学会でシンポジウム「癌と鍼灸」のシンポジスト担当 (全日本鍼灸学会は、それまで癌を禁忌として治療対象としていなかった)
2007年
全日本鍼灸学会でシンポジウム「癌と鍼灸」のシンポジスト担当
2009年
全日本鍼灸学会でシンポジウム「癌と鍼灸」のシンポジスト担当
2013年9月
Plant-Based Nutrition Healthcare Conference (PBNHC) がアメリカで誕生。植物中心栄養学による治療学会という意味になる。その後、毎年9月にカリフォルニア州で開催されている。
2014年9月
第2回PBNHCに出席して、日本人医師参加第1号となる。
2015年6月
『食は現代医療を超えた』を出版してその報告をする。
この学会の中心人物がコリン・キャンベル博士、コールドウェル・エセルスティン博士、ディーン・オーニッシュ博士、マイケル・グレガー博士の4人。 現在この学会を中心とした栄養学の革命が、世界の医療に大きな変革をもたらしている。 なお、真柄院長がそれまでに行っていた食事法と、この学会が採用している食事法との間には基本的には大きな隔たりはない。したがって、何の違和感もなくこの学会の考え方を受け入れることができた。
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